2023-10-20

ノンデザイナーだけど一目置かれたい人のための4つのコツ(4)

この記事を3行でまとめると?

  • 強調を使ってメリハリのあるデザインを目指そう。
  • 静かな人が怒ると怖い。
  • 強調を使わない訓練。

強調でメリハリをつける

シリーズラスト

強調とは、文字通り強く主張することです。

強調を使うことで、重要なポイントを一瞬で伝えることができます。

この「一瞬で」と言うのがポイントです。

私たちは毎日、膨大な情報を目にして生活していますよね。

そんな中で、特定の情報を注視することなんてほとんどありません。

ほとんどの人は、情報を自らシャットダウンしているくらいです。

だって、疲れちゃいますから。

「興味のある情報」

「見たい情報」

「知りたい情報」

それ以外はなるべくシャットダウンしているんですね。

そんな中で、あなたのデザインを認識してもらうためにはどうすれば良いのでしょう。

まずは見てもらう、次に理解してもらう、最後に納得してもらう。

最初の「見てもらう」と言う課題をクリアするために、強調は有効な手段の一つです。

強調の注意点

強調は「見てもらう」ために有効な手段の一つです。

ただ、強力な分デメリットも大きいのが世の常ですね。

対象の選択ミス

目立つと言うことは、「それ以外見てもらえなくなる」ということでもあります。

優れたキャッチコピーであれば、それ以降も読まれるでしょう。

しかし、目立つだけのキャッチコピーならその先は、もう読まれない。

自然にしていれば読み進められても、あえて見ないということになります。

負のイメージがつくと、みんな意識して読まなくなるんですね。

実家が大金持ちのあなたが大好き!

でも、それに頼らないあなたはもっと大好き。

ほとんどの人は最初の目立つ1行目しか読みません。

そして勘違いしますね。

せっかく次の行で良いことを言っていても、読まれなければ意味がない。

強調する箇所を間違えると、その反動も大きいわけですね。

実家が大金持ちのあなたが大好き!

でも、それに頼らないあなたはもっと大好き。

強調を使わなければ全然、目立ちませんね。

確かに1行目を読んでくれる人の数は減るでしょう。

でも、2行目まで読んでくれる人の数は増えるでしょう。

大事なことは、

「この文章全体の意図が伝わる人の数がどうなるか」

ですね。

1行目だけ読んで誤解する人。

2行目まで読んで理解する人。

このバランスを考えて強調を使う必要があります。

多用による効果の低減

もう1つ、よくある落とし穴があります。

それは、「使いすぎ」と言うデザインです。

強調しすぎのデザインは、かなりきついですからね。

  • とにかく文字を大きくすれば良い
  • とにかく明るく目立つ文字
  • フォントも太く

もし、全ての要素が強調でデザインされていたら?

確かに目立ちます。

ただ、それは悪目立ちですね。

見てもらえても、見え方は想定しているものとだいぶ違うものになるでしょう。

好かれるどこか、嫌われると言う可能性もあります。

強調は強力な武器ですが、使い方を間違えると残念なことになります。

静かな人が怒ると怖い

一番怖いのは、いつも静かな人がいきなり怒るときですよね。

思い出してください、学生時代。

年に一回くらい、発生していませんでしたか?

いつも静かなクラスメイトや先生が、いきなり大声で怒り出す瞬間。

あの瞬間、前クラスメイトはその人を注目する。

そして、その事態や言動は他のクラスにも伝わるでしょう。

あれこそ、強調ですね。

たまにあるから目立つんです。

強調は非推奨

「強調の技術は1つまで」

「もしくは使用しない」

デザインのトレーニングと言う意味では、理にかなった勉強法だと思います。

特に、初期の段階ではね。

「強調を使用せずに、情報を整理する」

これは結構難しいですからね。

でも、これができればその他の3つの技術を実践できていると言えます。

  • 文字は太く太くしない
  • 目立つ色は使わない

これを意識して、デザインのトレースをしてみてください。

きっと、その難しさが体験できるはずです。

そして、基礎の効果を実感できるはずです。

「特別な装飾なんかしていないのに、デザインが整っている」

ってね。

エピローグ

お疲れ様でした。

今回でデザイン基礎講座は全て終了です。

近接・整列・反復・強調

この4つは意識して使い続ければ、他に特別なことをしなくても着実にデザインの技術が向上していきます。

基礎を磨き続ければ、応用力に差がついて、それがどんどん開いていく。

っていうのはデザインに限らずの話ですよね。

  • 資料や書類の作成
  • パワポの作成
  • メニュー表の作成
  • プレゼン資料の作成
  • アンケートフォームの作成

ノンデザイナーであっても、何かをデザインする機会は少なくありません。

その時、基礎があるのとそうでないのとでは、仕上がりが大きく異なるでしょう。

デザインの本懐は、

「適切な情報を素早く伝えて、行動してもらう」

ことです。

大事なことは、行動してもらってこそ意味があるというものですね。

誰かに何かをしてもらうとき。

  • 毎回1時間かけて説明してやっと行動してくれる、でもよくミスる。
  • 前回使った資料を共有する、ミスなく遂行してくれる。

個人事業主にとって、この積み重ねが売上やコストに直結します。

デザインを取り入れることで、よりスムーズに事業を成長させることができるはず。

このシリーズでは、デザイナーのMoeさんに協力いただくなど、結構色々と新しいことにチャレンジしてみました。

非常に面白かったので今後は、デザイナーさんたちとの交流も大事にしていきたいですね!

Wish Design makes you More.

デザインがあなたを成長させることを願って。

よくあるご質問

Artisanの活動頻度を教えてください

Artisanは基本的に1ヶ月に1回、2時間程度開催しています。そこでは、ブログのアイディアやサイトの改修を行なっています。 参加は強制ではないので、ご安心ください。そのとき暇なメンバーがフラッと参加する感じです。

エンジニアなのですが、Artisanに参加できますか?

Artisanは利益組織ではありませんので、給与はでず、有志の集団です。 趣味程度の活動です。 興味がありましたら、インスタグラムよりご相談くださいませ。 現在だと、ウェブデザイナーさんやフロントエンドのエンジニアさんにきていただけると、非常にありがたいです。

wordpressのテーマ作れますか?

ワードプレスのテーマ開発は得意なメンバーがいます。 実際にwordpressでサイト制作を請け負う際は、全てオリジナルテーマを作っております。 また、一般用にwordpressテーマ自体を販売もしております。

Artisanってデザイナー?

どちらかというと、エンジニです。 ウェブデザインやグラフィックも多少やりますが、メインはウェブ開発者ですね。

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