2023-08-30

資産としてのウェブサイト

良いサイトはアップデートを重ねる

良いウェブサイトって何でしょう。

  • 集客ができる
  • 業務のいくつかを遂行してくれる
  • ブランドの雰囲気を伝えてくれる

色々とありますが、このどれもが作った瞬間に達成できるわけではありませんよね。

SEO(検索順位)にせよ、ランディングページ(集客ページ)にせよ、効果が出て来るまでには気が遠くなるような努力が必要になります。

ウェブサイトは植物のように育てていくべきです。

種をまいて、水をやり、日光に当てて育てる。

嵐が来る時は家の中にしまったりビニールを被せたり。

そういったプロセスがなければすぐに枯れてしまうものです。

ウェブサイトは作った後にどれだけアップデートされ、メンテナンスされるかがポイントになります。

むしろ、リリース当初の機能のほとんどは1年後には使われないものばかりになることもよくあります。

というわけで、ウェブサイトを作る機会があれば、リリース当初は小さくシンプルに、むしろリリース後に機動的にアップデートしていける体制を整えた方が良いし、そっちに投資すべきでしょう。

今でもよく言われる、「小さく産んで大きく育てる」戦略はとても有効ですね。

ウェブサイトを資産として使えるようにする

「資産としてのウェブサイト」

は全てのウェブサイトオーナーの望みですよね。

先ほど列挙した多くの恩恵をウェブサイトには期待できます。

ただ、資産っていうのはそんなに簡単に作れるものではない。

資産と呼ばれるものは多くの場合、最初は小さな負債として誕生します。

そこから投資を重ねることで少しずつ価値が上がっていく。

そして、ある時を境に資産と呼べるものまで成長する。

ゼロから作ったものは最初から資産になり得ません。

やはり、少しずつでも育てていく必要があります。

アップデートの体制を整える

ウェブサイトを育てるにはどうすれば良いのか。

まずは環境を整える必要があります。

毎週、毎月ウェブサイトを更新していく環境です。

そして、更新には2種類あります。

1. コンテンツの更新

ブログのようにコンテンツを更新していくことは想像に難くないでしょう。

こういったコンテンツはとても重要だし、誰でも簡単にできます。

WordPress等を使用すれば非エンジニアでも十分に更新が可能です。

一方で、コンテンツは大量に用意する必要があり、その質も問われます。

もちろん競合は多く、かなり根気とセンスのいるスタイルですね。

ただ、文章を書くのが好きな人にとっては魅力的です。

2. 機能やデザインの更新

もう1つがサイトの機能やデザインをアップデートしていくこと。

こちらはウェブサイトを構築していける技術が必要になります。

例えば、

シンプルな予約サイトを構築したけど、

  1. そこにステップメールを組み込みたい。
  2. ネットで決済できる機能をつけたい。
  3. 決済金額を売上としてグラフにしたい。
  4. 特定の人だけフィルタリングする機能をつけたい。

こういったようにステップバイステップでWebサイトを便利に使いやすくしていく。

こういったサイトの仕様変更は大きく利便性を向上させ、サイト自体の価値を上げます。

コンテンツ更新だけでは叶わない、業務コストの低下や集客効果の向上が見込めます。

一方で、かなりの技術力とが求められます。

以上2種類のウェブサイトアップデートでした。

  1. コンテンツのアップデート。
  2. サイト自体のアップデート。

理想は2つともできることですが、最低限できることとしてコンテンツのアップデートがあります。

まずはできることから少しずつ、サイトの価値を高めていく方が良いですね。

水をあげないと植物はすぐに枯れてしまいますからね。

これからの時代のウェブ戦略

さて、ここからはサイト自体のアップデートについて少しだけ考察してみます。

「技術が手に届く時代」になりました。

10年前まではプログラミングやウェブ開発は一部のギークのためのものでした。

しかし1人1台PCが普及し、技術もどんどん汎用的になってきました。

そのおかげで文系の大学生でも一人でサイトが作れる時代です。

この流れはどんどん加速していくでしょう。

これにより、内製化の時代が訪れようとしています。

内製化とは、それまで専門家を雇っていたところを自社の人材だけで完結させることです。

アルバイトの大学生や自身のお子さんにウェブサイトを作って運用してもらう、なんていう人も多いと思いますが、それこそまさに内製化です。

内製化により、先ほどの2種類のアップデートがより簡単に安く速くなります。

とはいえ、身近にウェブに明るい人がいるとは限りませんよね。

ウェブサイトはウェブ制作業者に依頼することが主流でした。

でも、業者とは行かないまでもフリーランスなど個人で活動されている方もいます。

まずは、あなたのウェブサイトを頻繁に更新してくれそうな人を探してください。

他の人がやらないことだからこそ、武器になる。

よくあるご質問

Artisanの活動頻度を教えてください

Artisanは基本的に1ヶ月に1回、2時間程度開催しています。そこでは、ブログのアイディアやサイトの改修を行なっています。 参加は強制ではないので、ご安心ください。そのとき暇なメンバーがフラッと参加する感じです。

エンジニアなのですが、Artisanに参加できますか?

Artisanは利益組織ではありませんので、給与はでず、有志の集団です。 趣味程度の活動です。 興味がありましたら、インスタグラムよりご相談くださいませ。 現在だと、ウェブデザイナーさんやフロントエンドのエンジニアさんにきていただけると、非常にありがたいです。

wordpressのテーマ作れますか?

ワードプレスのテーマ開発は得意なメンバーがいます。 実際にwordpressでサイト制作を請け負う際は、全てオリジナルテーマを作っております。 また、一般用にwordpressテーマ自体を販売もしております。

Artisanってデザイナー?

どちらかというと、エンジニです。 ウェブデザインやグラフィックも多少やりますが、メインはウェブ開発者ですね。

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