この記事を3行でまとめると?
- 反復を使えばたくさんの情報でも、綺麗に整理できる。
- なんとなく感覚的に使えているものを、意識して使う。
- 反復のもう1つの使い道。
どんな悩みに対する記事なの?
- ノンデザイナー。
- メニュー表を作る機会がある。
- お知らせを自分で作る機会がある。
- デザインを勉強したことがない。
- デザイン勉強したいけど時間がない
- デザインを学んだことはあるけど挫折した。
反復とは
前回、前々回に引き続き、今回はデザイン基礎講座の第3弾です!
ご紹介するのは、反復。
「人は同じパターンが繰り返されると、かたまりで認識できるようになる」
反復はパターンとも呼ばれますね。
この技術はその名の通り、同じ要素を繰り返し利用するものです。
- 今日の天気は晴れ。
- 気温は24度。
- 湿度は66%。
このように、同種の情報ならかなりみやすくなりますね。
リスト形式にすることも、反復の事例の一つです。
どんな時に使うの?
反復ってどんな時に使うのでしょうか?
改めて考えてみると、言葉で整理するのは大変ですね。
反復の使い所を一言で言うと、こんな感じ。
「大量の似たような情報を、わかりやすく整理したい時」
エクセルがその良い例ですね。
エクセルでは縦と横に同系統の情報を入れて、データを整理するはずです。
その際、私たちはこう認識しているはずです。
「この列にはタイトルが入っている」
「この列には日付が入っている」
まさに、反復ですね。
デザインする時に、同系統の情報って結構扱う場面は多いものです。
- いくつもあるメニュー。
- 会社情報。
- お知らせのリスト。
反復は商業系のデザインをしていると、頻出します。
伝えたい情報は多いのに、載せる場所は狭すぎる。
だからこそ、デザイナーさんが必要なのですから。
反復は感覚的
反復はあまり意識しなくても、感覚的に使っている人がたくさんいます。
あなたもきっと、そうかもしれません。
- 情報を羅列するときにリストを使う
- ファイルの名前を規則的に並べる
- スマホのアプリのアイコンを全部グルーピングしちゃう
反復は感覚的に使える。
だからこそ、言語化しておく。
そうすることで、反復を応用的に使うことができる。
特殊な技術を使っていないのに、優れたデザインに仕上げられる。
手の届きそうで、届かないデザイン。
これが一番、尊敬されますよね。
お客さん受けが良いデザインって、大抵そんな感じのものです。
反復のもう1つの使い道
反復は同系統の情報を、綺麗に整理する。
これが基本の用途ですが、実はもう1つ使い道があります。
それは、同系統の情報の中から1つを強調するというものです。
- 情報を羅列するときにリストを使う
- ファイルの名前を規則的に並べる
- スマホのアプリのアイコンを全部グルーピングしちゃう
どうでしょうか?
一番皆さんに身近なものを、強調してみました。
反復している要素の中で、1つだけ違う。
それってかなり目立つんですよね。
小学生の時を思い出してみてください。
運動会でみんな同じ動きをしているのに、たまに間違えちゃう子がいますよね。
「とても目立つ!!」
まあ、そこが可愛いんですけどね。
そんな子でも、焦って周りの人に動きを合わせ始めます。
そうなると、
「あれ、あの子どこ行った?」
ちょっとよそ見をしただけで、見失います。
反復の中で、ちょっとでも違う要素があれば目立つ。
そこを逆手に取るデザインもありますね。
デザイン基礎3/4までのまとめ
さて、今回でデザイン基礎講座の75%が完了しました。
これまでの内容を、整理してみましょう。
情報を分ける近接
近接を使えば、対象を動かすだけでデザインとして成立しましたね。
一番費用対効果の高い、基礎技術でした。
デザインセンスのある人って、これが感覚的に使えちゃうんですよね。
情報を整える整列
文章ツールには必ずと言っていいほど入っている、整列機能。
これを使うと、違和感のないデザインに仕上げることができます。
違和感のないデザインは必須の技術ですからね。
そして、デザイナーのMoeさんにご協力いただきました。
感覚的に使える反復
そして今回の反復。
一番感覚的に使える技術ですね。
特に、商業デザインでは頻繁に使います。
是が非でも、マスターしたい技術です。
言語化し応用できれば、デザインスピードはぐんと上がります。
エピローグ
ノンデザイナーのためのデザイン基礎講座。
この講座も、第3弾に突入しました。
知識を整理していると、学びの多さにびっくりします。
「人に説明するには3倍の知識が必要」
なんてよく言われますが、本当にそうですね。
文章で整理する中で、どんどん頭の中が整理されていく。
コンテンツを作るのは色んな意味で、楽しいものです。
さて、次回はこのシリーズもラストですね。
よくあるご質問
Artisanの活動頻度を教えてください
エンジニアなのですが、Artisanに参加できますか?
wordpressのテーマ作れますか?
Artisanってデザイナー?